ドローン(無人航空機)の飛行許可・承認申請が必要な場合


ドローンやラジコンなどを飛行させる際に許可または承認を得る必要があります。

1 飛行の許可や承認が必要となる無人航空機とは?
  ・機体本体重量とバッテリー重量の合計200g以上のもの
  ・構造上人が乗ることができない機体

2 所定の空域で飛行させる場合「許可」
  ・地表または水面から150m以上の高さの空域飛行
  ・空港周辺の空域
  ・人口集中地区の上空

3 所定の方法のよらずして飛行させる場合「承認」
  ・夜間飛行
  ・目視外飛行
  ・第三者または第三者の建物、車両などから30mの距離を保つことのできない飛行
  ・イベントなど不特定多数の人が集まる催し場所での飛行
  ・危険物の輸送
  ・物件の投下

対象となる機体について


ドローンやマルチコプターと言われる機体に限らず、従来のラジコンについても対象となります。
またワイヤー等により地上と繋がれていた場合も対象となります。

一部の機体については申請時に資料の一部を省略することのできる無人航空機として認められています。
自作機であっても許可取得は可能ですが、提出を求められる資料や条件は厳しくなります。

所定の空域とは


飛行許可の対象となる空域は国土地理院の地図から確認ができます。

国土交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルールのページのリンクから国土地理院地図を開きますと「人口集中地域」や「空港周辺地域」がセットされた状態で開きますので便利です。


飛行許可・承認までの日数


平成29年1月時点では申請数が多いため審査期間に3〜4週を要するとのこと。
急ぎの案件については個別に相談が可能とのことですが、余裕をもった申請をおすすめします。 

許可・承認条件について


無人航空機(ドローン・ラジコン)飛行の許可・承認は個別に判断されます。
細かな許可基準はありますが、考え方としましては、

 1 飛行場所や条件
 2 1の条件を満たす機体や体制が整っているか?
 3 総合的にみて危険はないか?回避する知識や体制は整っているか?

例えば「目視外飛行」を予定していた場合「目視可能な飛行」には必要でなかった安全対策が必要です。
そのために、
 ・プロポの画面で機体カメラの映像が確認できること。
 ・プロポの画面により機体の位置情報や電波状況、異常の有無などの確認ができること。
 ・補助者を配置し常に飛行状況や周囲の状況を把握する。
などといった「目視外飛行」が安全に可能なことを伝えなければ承認を得ることはできません。

このように飛行場所や飛行条件によって求められる安全対策を十分であると納得できる体制を
整える必要があります。

無人航空機(ドローン・ラジコン)を飛行させる者について


無人航空機(ドローン・ラジコン)を飛行させる者について以下のような技術と知識が求められます。

・10時間以上の飛行経歴
・ホバリングや水平移動など特定の操縦技術
・機体の点検等の知識
・航空法など関係法令の知識

これらを備える必要があります。
これらはすべて「自己申告」であり証明書類はありませんが、安全な飛行を行う上で最低限必要な知識と
技術です。十分に訓練をしてください。

よくドローンスクール等の「証明書」等が必要なのか?との質問をいただきますが、
申請書に添付することはできますが、必須ではありません。
平成29年1月 許可基準にも影響はしないと国土交通省から回答を得ています。

許可・承認条件について


無人航空機(ドローン・ラジコン)飛行の許可・承認は個別に判断されます。
細かな許可基準はありますが、考え方としましては、

 1 飛行場所や条件
 2 1の条件を満たす機体や体制が整っているか?
 3 総合的にみて危険はないか?回避する知識や体制は整っているか?

例えば「目視外飛行」を予定していた場合「目視可能な飛行」には必要でなかった安全対策が必要です。
そのために、
 ・プロポの画面で機体カメラの映像が確認できること。
 ・プロポの画面により機体の位置情報や電波状況、異常の有無などの確認ができること。
 ・補助者を配置し常に飛行状況や周囲の状況を把握する。
などといった「目視外飛行」が安全に可能なことを伝えなければ承認を得ることはできません。

このように飛行場所や飛行条件によって求められる安全対策を十分であると納得できる体制を
整える必要があります。

飛行マニュアルについて


申請書類の一つに飛行マニュアルがあります。
これは無人航空機(ドローン・ラジコン)を安全に飛行させる手順書となります。

現在、国土交通省・航空局による「標準飛行マニュアル」が公開されており、このマニュアルを使用する
ことで、飛行マニュアルの提出を省略することができます。

このマニュアルは使いやすく作成されていますので内容を十分に確認し、自身の飛行条件にあうようでし
たら、ぜひ利用を検討してください。

申請を簡略化するために使用するものではありません。
飛行マニュアルに従うことが許可・承認の条件であることを十分にご理解ください。

また、弊所にて独自のマニュアルの作成もいたします。
「標準飛行マニュアル」の手順が自身の飛行条件において使いにくい場合などご相談ください。

報酬額


  無人航空機の飛行に関する許可・承認申請 基本料金           44,000円
  (資料の一部を省略できる無人航空機・標準飛行マニュアル使用の場合)

  空港周辺・150m以上の空域での許可申請     上記基本料金に追加 申請内容により〜
  (条件により追加あり)

  使用の省略できない無人航空機の場合          上記基本料金に+11,000円〜
  (自作機など提出資料の量や証明難度により追加あり)

  独自飛行マニュアル作成                上記基本料金に+22,000円〜
  (作成内容や条件により追加あり)

  弊所にて許可・承認取得をされたお客様の2回目以降の申請        22,000円〜
  (許可期間満了による再申請、別経路の申請、機体の変更など条件によります)

  飛行実績報告書作成サポート                      22,000円
  (3ヶ月毎の報告書作成1年分 許可取得時にご依頼ください)

  特殊案件による追加報酬                         案件により
  (農薬散布・危険物取扱など特殊案件により)

  その他条件や事情により追加料金の発生する場合もございます。
  詳しい条件を伺った上で正式な見積りを提示いたします。

ご相談・ご依頼


 納期や各種書類取付けに関するご相談も、お気軽にご連絡ください。

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